還暦を過ぎて、投資スタイルを大きく変えた
理由は“リスク”を初めて正面から考えるきっかけがあったから。
約20数年前、日経平均が7000円に近かった頃、
原資200万円をすべて株式に投じた。
当時30歳後半。200万円を捻出するのは簡単ではなかったが、20年後、その株は4000万円近くに育っていた。
数字だけ見れば「大成功」だ。
しかし、この成功体験が、“リスクを考えない投資”を長年続ける原因にもなっていた。
転機は、ネット証券から大手証券に株式を移管したときだった。
セキュリティ面が気になり、5年前に保有株をすべて大手証券へ移した。そこで営業担当者から見せられたのが、ブラックロック社のポートフォリオ分析だった。
そこには、保有する株式について「リスク20%超」という数字が並んでいた。
稼ぎ頭だと思っていた銘柄は、リスク20%台後半。
60歳を超えた素人が扱うべき領域ではないと、直感で理解した。
その後、その株は2024年1月をピークに半値まで落ちた。
「リスクを考える」とは、こういうことだった。
もうひとつの気づきは、確定拠出年金だった。
2015年前後に導入された確定拠出年金。
当時300万円ほどを運用し始めたが、10年近く経った頃、利回りは5%台。積立原資は倍近くに増えていた。
ここには、
• 分散
• 長期
• リスク管理
が効いていた。
個別株とはまったく違う世界だった。
この2つの経験が教えてくれたこと。
「なんとなく値上がりを期待する投資は、長期では危険である」
そして、
「リスクと期待リターンをどう設計するかで、投資の姿はまったく変わる」
という当たり前のようで、実は多くの人が理解していない本質だった。
**これからのブログでは、
私自身の実体験をもとに、
“リスクと期待リターンで投資を設計する方法論(メソドロジー)”を考えていきたい。**
• 個別株で大きく増えた経験
• 半値落ちでリスクを痛感した経験
• 確定拠出年金で分散投資の強さを知った経験
• 還暦を過ぎて投資スタイルを変えた理由
これらをすべて“方法論”として整理していこうと思っています。次回以降の話は以下を考えています。
第2話:投資商品を“リスク×期待リターン”で整理する
第3話:なぜ株式100%をやめたのか──実際のポートフォリオ分析
第4話:2023〜2025で資産をどう組み替えたか(実録)
第5話:現在のポートフォリオを“役割”で分解する
第6話:還暦からの投資メソドロジー──再現性のある設計方法
これから、私が株式100%の資産から、リスクと期待リターンを見直し、分散ポートフォリオへと組み替えてきた経緯を書いていきます。
続きはこちらから。

さらに、私が行ってきた投資にはもうひとつ大きな特徴があります。太陽光発電+蓄電池、V2H、断熱改修といった「家そのものへの投資」が、金融資産と同じように“リスクと期待リターン”で評価できる という点です。
例えば、太陽光+蓄電池への450万円の投資は、毎年24万円の電気代削減を生み、利回り5%超の“非課税の安定収入”になります。
V2Hも同じです。補助金込み115万円の投資で、ガソリン代が年間84,000円浮く。
これは利回り7%超の“私的年金”と言ってもいい。
断熱改修も、冷暖房費の削減と快適性の向上という、金融資産では得られない“複合リターン”を生みます。金融投資と実物投資を、同じ「リスク×期待リターン」で評価すると、資産形成の全体像が一気にクリアになる。この視点は、私が還暦を過ぎてようやく辿り着いた“投資のメソドロジー”です。
今後の番外編では、
• 太陽光+蓄電池の実質利回り
• V2Hのキャッシュフロー
• 断熱改修の経済効果
など、家のエネルギー投資を「資産」としてどう評価できるかを、実測データをもとに詳しく書いていきます。興味のある方は、以下の関連記事もぜひ読んでみてください。
• 太陽光発電+蓄電池の実証ブログ










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