第2話その4:1年間のデータから見えた“自家消費100%の壁”
前回、自家消費100%の可能性について触れました。
ここでは、2025年の1年間のデータをあらためて整理してみます。太陽光+蓄電池がどこまで生活を変えるのかが、より鮮明に見えてきました。
2025年の実績(2〜12月)
2月(20日間)
* 発電量:440kWh
* 自家消費率:96%
* 購入電力:12.2kWh
* 売電電力:122.2kWh
3月
* 発電量:637kWh
* 自家消費率:91%
* 購入電力:34.2kWh
* 売電電力:238.7kWh
4月
* 発電量:754kWh
* 自家消費率:93%
* 購入電力:19.3kWh
* 売電電力:385.6kWh
5月
* 発電量:698kWh
* 自家消費率:98%
* 購入電力:2.8kWh
* 売電電力:350.2kWh
6月
* 発電量:785kWh
* 自家消費率:97%
* 購入電力:9.8kWh
* 売電電力:347.9kWh
7月
* 発電量:908kWh
* 自家消費率:99%
* 購入電力:0.7kWh
* 売電電力:343.8kWh
8月
* 発電量:824kWh
* 自家消費率:94%
* 購入電力:23.1kWh
* 売電電力:316.3kWh
9月
* 発電量:633kWh
* 自家消費率:94%
* 購入電力:22.9kWh
* 売電電力:195.2kWh
10月
* 発電量:394kWh
* 自家消費率:89%
* 購入電力:34.9kWh
* 売電電力:93.6kWh
11月
* 発電量:456kWh
* 自家消費率:92%
* 購入電力:22.8kWh
* 売電電力:104kWh
12月
* 発電量:431kWh
* 自家消費率:78%
* 購入電力:93.8kWh
* 売電電力:62.9kWh
データから見えてきたこと
① 12月を除き、すべての月で「売電>購入電力」
これは、太陽光+蓄電池の組み合わせが一般家庭でも“電力の自立”に近づけることを示しています。特に7月は自家消費率99%という驚異的な結果でした。
② それでも購入電力が発生する理由
10月・11月のように売電が多い月でも購入電力があるのは、蓄電池の容量不足が原因です。
天候が悪く昼間の発電が不足したとき、テスラ蓄電池13.5 kWhではまかないきれない瞬間が出てきます。
③ 12月の壁は「発電量の不足」と「暖房負荷」
我が家では12月の発電量はほぼ自家消費量と同じ。つまり、発電量そのものが足りないという状態です。さらに、冬は暖房の電力消費が増えるため、断熱性能の弱さがそのまま電力消費に跳ね返ることもわかりました。
我が家は2000年代前半の戸建てで、当時の基準は満たしていますが、現在の断熱性能と比べると2〜3段階は落ちます。
④ 改善の方向性が見えてきた
* 夏:発電量は十分 → 雨天時に備えて蓄電容量をどう確保するか
* 冬:発電量が少ない → 消費量をどう下げるか(断熱が鍵)
この2つが、自家消費100%に向けた大きなテーマです。
次回は 第3話:蓄電池の増設という視点から見たV2H導入、そして第4話では 自宅の断熱改修の実証 について書いていきます。
第2話その4 我が家のエネルギー自給率をどこまで上げられるのか(2025〜2027実証)
エネルギー自給
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