還暦を過ぎ、改めて自宅の靴箱を開けてみる。そこには、私の20代からの歩みを文字通り支えてきた「戦友」たちが、今も変わらぬ光沢を放って並んでいる。
私が初めて「一生モノ」を意識して革靴を手にしたのは、1992年。今から30年以上も前のことだ。
当時、25,000円ほどで購入したオールデンのローファー。独特の革の香りに包まれながら、履くのがもったいなくて、しばらく部屋に飾って眺めていた日を昨日のことのように思い出す。驚くべきことに、その靴は今も現役だ。
1999年、30代前半の私はパリ・シャンゼリゼ通りのJ.M. WESTONにいた。
「自分のような若造が相手にされるだろうか」という不安と緊張の中、フィッティングを経て手に入れたボルドー色の『ゴルフ』。それから27年。3度のオールソール交換を経て、今や私の足の一部のような存在になっている。今日、久しぶりに会社に履いて行ったが、ソール交換したばかりでしばらく履いていなかったが、新品とはいい過ぎだが、ヘタリ感はなく、しっかりと足を包んでくれた。
買った当時は、まさかこれほど長く共に歩むとは想像もしていなかった。しかし、良い靴を修繕しながら履き続けることは、結果として何よりも「サステナブル」な選択だったのかもしれない。
本稿では、私を支えてくれたブランドたちの歴史を紐解きながら、30年選手の靴たちを紹介していきたい。
大体、以下のストーリーだ。
1. イントロダクション:玄関に並ぶ「戦友」たち
2. Alden(オールデン):アメリカの良心と「矯正靴」の系譜
3. J.M. WESTON(ジェイエムウエストン):フランスの規律と「ゴルフ」の頑健さ
4. Church’s(チャーチ):英国靴の聖地、ノーザンプトンの風格
5. 職人作の「拘り品」:ブランド名を超え
6. まとめ:靴を「育てる」ということ
ここまで、お付き合い頂きありがとうございました。スーツやジャケットの仕立ても拘りを持ってやってきました。
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もうすぐ記事を投稿しますのでしばらくお待ちください。
